自分に合った団体を見つける
一人親方というと建設業でのことであり、大工さんなどの専門職に従事している人のことをイメージします。建設業は今人手不足であり、こうした手に職を持つ職人さんたちの働きはとても貴重なのです。そうした建設業において心配なのが怪我や事故であり、建設現場では高所作業もあれば重たい荷物を運ぶ事もあり、危険と隣り合わせでもあります。
ですが怪我をしても雇われているのであれば問題はなく、労災保険が適用されるのですが、一人親方であれば全部治療費は自分持ちになってしまうのです。
そうした不利な条件の下で働いている一人親方を支援するのが一人親方労災保険というものです。
これは特別加入であり、特別加入団体を事業主とみなして、その団体の構成員を被雇用者にみたてて加入を認めている制度ということになりますのでどこかの特別団体に加入することが条件になってくるということになります。こうした団体には幾つかの特徴や費用にも違いが出てきますので比較していく必要があります。
団体としては事業連合会や土建組合といった以前からあるもの、そして社労士を通じて加入する事務組合そしてインターネットで加入者を募り、組合費を安く抑えている団体もあります。保障内容は同じでもどこの団体に属するかで費用も大きく変わってきますのでいろいろ比較することが大切です。
入会金、手数料、組合費はそれぞれ違いがあります。平均すると1年間で2万円から6万円ほどのところが多くなっていますが、ネットで申し込むことのできる労災保険は、費用を抑え、煩わしい付き合いなどもないので注目されてきています。自分に合った団体に加入したいところです。