加入する際に注目すべき点
建設業界の中でも多いのが一人親方として事業を営んでいる人です。一人親方とは何でしょうか。文字通り自分ひとりで建設工事などを請け負っている個人事業主を指します。建設業には危険がつきもののため、一般的に労働者は労災保険に加入する必要があります。しかし、労災保険は個人ではなく会社が加入するものです。そこで一人親方でも労災に加入するために、どこかの組合に加入することになります。
とはいえ、実は組合によって保険料だけでなく、事務手続き料、手数料などに違いがあります。ですので、ただ加入するというのではなくきちんとその組合を調べ、一人親方労災保険比較を行う必要があるわけです。では、どんなポイントに着目すればよいのでしょうか。
まず多くの人が加入を考えるのが地域や業界の組合です。確かに、地域や業界と密接になっている組合ですので、必要な情報を得やすいという利点があります。
しかし、こうした組合に多いのはあまり意味をなさない福利厚生です。こうした福利厚生を維持するために組合費も高いものとなっています。さらに、地域に密接している組合だとそのほかにも組合の理事などをやらされたりと、余計な事務仕事も増えてしまうというデメリットがあります。
次に多いのはネットで労災組合を探して、加入するというものです。こうした労災組合の場合には無駄な組合費は支払う必要はありませんが、良く注意していないと、結局は事務手続き料など毎月保険料にプラスして経費を支払う必要があります。
それで、労災保険を比較する際には保険料だけでなく、トータルでかかる費用もよく比較して調べる必要があります。